ごあいさつ

日本小児肝臓研究会
運営委員長 虫明聡太郎

小児急性肝炎ネット(PAHN)は、日本小児肝臓研究会(JSPH)が設立・運営するサイトです。日本小児肝臓研究会は、1984年に小児の肝疾患の臨床と研究に興味を共有する医師たちが集まって開かれた「大山小児肝臓ワークショップ」に発起する研究会で、現在も先進的な小児の肝疾患診療と研究を行っている会員によって構成されています。
 PAHNは、小児の急性肝疾患の診療に役立つ情報の提供と、一般診療の中で遭遇される小児の肝機能異常、急性肝炎を呈する症例に対する診療支援を行う症例相談窓口として機能することを目的として立ち上げました。
 小児の急性肝炎は、自然軽快するものから人工肝補助療法や緊急的な肝移植を行わなければ救命できない肝不全症例までその臨床的重症度も様々です。また、その原因は多様で、肝不全に至るような場合でもその多くの症例における成因は未解明です。
 PAHNは、子どもの急性肝疾患診療を専門とするJSPH所属医師が臨床的なご相談にお応えするとともに、免疫学、遺伝学、および感染症学的研究ともリンクしてそれぞれの症例の原因究明にも尽力いたします。